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「香る薔薇の雨降る聖テレーゼ」(藤井一興)紫園 香 Live in Tokyo 2021

「正統派の実力者というにふさわしいハイレヴェルな演奏」…柴田龍一氏

2021年4月19日東京文化会館リサイタルをライブ収録。
フルート一本の世界から、素晴らしい共演者を得て、最高のアンサンブルの饗宴まで!
紫園 香の魅力が縦横に溢れます!

フルート : 紫園香
ピアノ : 藤井一興
ヴァイオリン : 沼田園子
チェロ : 三宅進

~このアルバムのこと~

筆者は、2021年4月に紫園香氏というフルーティストの演奏に接し、めったにない深い感銘を受けた。ムジカノーヴァ誌に掲載されたそのコンサートの批評を以下に引用しながら、その時の体験を振り返ってみたい。―「紫園は、あらゆる音域でムラのない豊かな響き、ゴージャスで美しい音色、精確で安定したテクニックの持ち主であり、演奏解釈や楽曲の把握などの面からも正統派の実力者というにふさわしいハイレヴェルな演奏を聴かせていた。共演者たちの顔ぶれも豪華であり、紫園の本格派のソロを堪能できただけでなく、こうしたメンバーたちとの密度の高い共演も、このリサイタルの大きな聴きどころになっていた。さらに当夜の大きな聴きどころとして、このコンサートのために作曲された藤井一興作品に筆者が特別に深い感銘を受けた事実を記しておかなければならない。作曲家でもある藤井は、最近この領域でもかなりの積極性を示しているが、フルートの音域を極めて幅広く活用し、非常に彫が深く高度な精神性が追求されたこの新作は、すこぶる芸術性が高い創作であり、フルーティストに至難な演奏技術が求められる相当な難曲であるが、これを見事な安定性を保持して立派に吹き切った紫園の力量も、特に印象に残るポイントであった。」―、これを契機に紫園氏について調べてみた筆者は、演奏家としての彼女が只ならぬキャリアを有していることを識った。彼女は、日本、アメリカ、ヨーロッパ諸国だけでなく、東南アジア諸国、南米諸国などをはじめとして、世界中津々浦々で演奏活動を長く継続しており、現在に至っているということである。そして、舞台さばきにも余裕をみせる彼女は、困難なパッセージでも全くたじろがない非凡なテクニックをもっている反面、デリケートな表情の陰翳や切れ味の良い表現の冴えにも事欠くことがなく、このライヴで真に傑出したフルーティストであることを聴き手に印象づけているのである。

〈柴田龍一〉


<01~03> J.S.バッハ/ソナタ ニ短調BWV527
<04> G.Ph.テレマン/無伴奏フルートのためのファンタジー 第1番 イ長調
<05~08> J.S.バッハ/「音楽の捧げもの」より トリオ・ソナタ ハ短調BWV1079
<09> 藤井一興/「香る薔薇の雨降る聖テレーゼ」(委嘱 世界初演)
<10~13> J.フランセ/トリオ「王宮の音楽」
<14> J.S.バッハ/羊は安らかに草を食みBWV208
<15> 蒔田尚昊(柳瀬佐和子編曲)/「ガリラヤの風香る丘で」新聖歌第40番

 

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